ブックライターとは

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ビジネス書をはじめとする書籍を出版することは、事業や活動のブランディングにつながります。とくに書籍は、ウェブサイトやSNSなどではアプローチしにくい層にも届けられるため、大いに活用するべきツールです。

ただし、「本になるようなネタなどない」「原稿を書いている時間がない」「文章に自身がない」などの理由で、出版を躊躇している人もいるのではないでしょうか。

そこでオススメなのが、書籍を執筆するライター(ブックライター)の活用です。あまり知られていないのですが、ビジネス書の多くは著者だけでなく、編集やライターとともにつくりあげていくのが基本です。

そこで今回は、経営者・個人事業主を助けるブックライターの仕事について紹介しましょう。

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誰にでもコンテンツはある

人は誰でもコンテンツを持っています。まったく同じ人生を歩んでいる人などいませんし、同じ出来事でも生まれる感情や思いは十人十色だからです。

会社を経営していたり事業を展開していたり、その他の活動をしている人ならなおさらですね。

自分の顧客やターゲットは何に困っていて、何を知りたいのか。それを解決するにはどうすればいいのかという答えの提示方法も、一人ひとり違うはずであり、こだわっているポイントがあるはずです。

そこに一経営者であり、一個人事業主の方々が出版する意義があります。

加えて、本というのは、本質的には同じことを、違う言い方で伝え直していることが多いものです。エピソードや言葉の表現方法が違うだけで受ける印象は違い、読者への響き方が違うため、どのように伝えるかが非常に重要です。

ブックライターとは何者なのか

ブックライターとは、著者のコンテンツを引き出し、著者に代わって文章化する人のことです。

構成やインタビューは編集者と一緒に行うことが多くなりますが、具体的に本になる文章を書くのはブックライターです。出版社の方は単にライターと呼ぶことが多いですね。

一般に「ゴーストライター」と呼ばれたりもしますが、作曲家のゴーストライターなどと違うのは、コンテンツはすべて著者が考えていることだということ。ライターが勝手に創作するわけではありません

ビジネス書の多くはブックライターによる執筆ですが、「ゴーストライター」という名前のあやしさゆえか、この存在はあまり知られていないのが実情です。

多くの経営者がブックライターを活用する3つの理由

では、なぜ多くの経営者がブックライターを利用しているのでしょうか。主な理由は次の3つです。

1.文章力や構成力

作家やコンサルタントなど一部の職種を除き、経営者の仕事は文章を書くことではありません。メルマガやブログなどをご自身で書いた経験のある方なら、理解していただけると思いますが、良い文章は、日頃から書く習慣がない人が突然書けるものではありません。

「さあ、書こう!」と思っても、なかなか文章が前に進まないのが普通なのです

ライターであれば文章化には慣れていますし、文の前後を違和感なくつなげていくことも得意です。また、これまでの経験から、出版までのプロセスや書籍内容の構成も良く知っており、スムーズに執筆することができます。

2.原稿を書く時間がない

経営者には、本業に時間をとられ、そもそも原稿を書く時間がないことも少なくありません。本業をおろそかにするわけにはいきませんが、原稿がなければ本は出せませんし、本は出すべきタイミングで出せないと、本業にとっても大きな機会損失になります。

そのため多くの経営者の方々は、ライターに依頼してすばやく執筆してもらうことを選んでいます。また、技術的な側面からも、ライターを上手に使うことは有効だと思われます。なぜならライターは、文章を書くプロフェッショナルだからです。

3.インタビューによる引き出し効果

培ってきた知見を書籍化したいと思ったときに、自分だけで出そうとするより、人に聞かれたことに応えるやり方のほうが、多くのことを引き出せます

またインタビューでは、編集者やライターが第三者的な目線で質問するため、自明の理と思っていたことでも、言葉にしてみるとうまくまとまっていなかった、ということを発見することができます。

中には原稿を自分で書く場合にも、コンテンツ出しのために編集者にインタビューしてもらう著者の方もいます。そのくらい、他人に質問されることは自分の考えをまとめるのに効果的なのです。

まとめ

どのような本を書けばいいのかわからない。どうすれば良いコンテンツになるのかわからない。そのような方でも問題ありません。

編集者やライターとともに、良いビジネス書を作り上げていきましょう。

本になるネタは誰でも持っているものであり、それをインタビューで引き出し、文章化してくれるライターをぜひ活用してください。

多忙な中で出版する経営者の方々こそ、ライターと協力し、もっとも良いタイミングで出版を実現していきましょう。

※参考
フリーライター/ブックライター 山中勇樹のプロフィール

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